日本では初診外来が+60%、新規入院が+40%増加し、2021年度も高止まりが継続した。一部施設では病床充足率が300%を超え、診療体制は深刻な逼迫状態に陥った。
フランスでは16万例超の大規模データで、ED入院後の自殺リスクが8.67% → 13.31%と53%増加した。COVID後のED患者では精神的合併症への注意が特に必要。
デンマークの22年間の長期データでは、10–14歳女性のAN発症率が+35.5%、その他EDが+57.1%増加した。思春期前後の若年層への影響が最大であった。
ドイツでは、ANと思春期早発症(CPP)・早期思春期発症(EOP)が同時に増加し、うつ・不安より強い相関を示した。思春期発達の加速が生物学的背景因子として注目される。
日本の7–14歳でのCOVID後AN診断増加(Fukuya et al. 2025)は、ドイツの生物学的メカニズム(思春期早期化)と整合する可能性があり、今後の検証が求められる。
日本では通院困難なBN患者への新たな解決策として、iCBT(ガイド付きインターネット認知行動療法)が多施設RCTで有効性を示した(Hamatani et al. 2025, JAMA Netw Open)。